こっこ庵書庫

2007年12月12日 (水)

おふろであったまろ

おふろだいすき

著者:松岡 享子,林 明子

おふろだいすき

うちの子供らはお風呂が大好きである。

放って置くと一時間以上でも入っていられる勢いである。

事にみいはお風呂でこのお話をしてもらうのが大好きで、私がほぼ暗唱できることを良い事に、私の膝に座り込んでお話をせがんで来る。

みいもお話をしっかり覚えているので、こんな時にはこんな生き物が出てきてこんな事を言った、等等。

満足するまでお話してやると私もユデダコ状態になっている。

寒い冬にはいいかもね。

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2007年12月 3日 (月)

25年前のシャーロキアンに捧ぐ

シャーロック・ホームズと賢者の石 (カッパ・ノベルス)

著者:五十嵐 貴久

シャーロック・ホームズと賢者の石 (カッパ・ノベルス)

むか~しむかし、あるお山のふもとに小生意気な子供がおりました。

子供は近所の山に入って遊ぶ事と本を読むことが大好きで、ことにシャーロック・ホームズの物語を読むのが大好きでした。

聖典(原作)を一通り読んでしまうと今度はパスティーシュ(パロディ)を読み始めました。

さて、月日は流れ、小生意気な子供は大人になり自分がシャーロキアンだった事も綺麗さっぱり忘れておりましたが…

久しぶりに自分の中に眠っていた「小生意気な子供」に出会ったような気分でした。

ここからは勘の良い方にはネタバレになってしまうかもしれないのでご了承願いたい。

第一話目「彼が死んだ理由」はパスティーシュの中でも私の大好きな「ライヘンバッハ」ネタですが、”友人”が”私”に「どうして僕を殺そうと思ったのかな」と問う、このシーンだけでも衝撃的なのですが、ああ、矢張りここからは言えない。

まあ、強いて言えば、この一話目を肯定してしまえば後の三つの物語は?と言うジレンマに陥る。

ま、自分なりの色々な解釈をつけて楽しんでくださいませ。

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2007年9月 8日 (土)

こっこの本棚

よだかの星 (日本の童話名作選)

よだかの星 (日本の童話名作選)

著者:中村 道雄,宮沢 賢治

よだかの星 (日本の童話名作選)

絵本だといって侮ってはいけない。

私の中では宮沢賢治の作品の中でも気に入っている作品の一つである。

あらすじについては余りに有名なのでここにわざわざ記する必要もないが。

羽虫を食べる事によって命を与えられているよだか。それは何かの犠牲によって存在する事への罪悪感、生の苦しみ。喉に入りもがき、暴れる甲虫はよだかの心そのものである。

その悲しみの末に己の体を燃やし、青白く光る星になったよだか。その死の間際の微笑みに賢治は何を見たのだろう。

よだかの悲しいまでに純粋な魂を、中村道雄が緻密でありながらダイナミックな組み木絵で表現した一冊。

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