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2007年11月13日 (火)

さよならあおむし

今朝あおむしの段ボールハウス(味噌の容器では手狭になったので先日お引越しした)を覗いたら様子の変わったのが一匹。

158 体を縮め、時折頭部を小刻みに動かしている。昨日まで丸々と太って私の人差指程もあったのに今日は小指程の大きさだ。

蛹化の準備が始まったのだ。

157 何度か身を捩り、その後多量の水様便を出す。その中には昨日食べた最後の人参の葉が未消化のまま混じっている。

殆どの蝶の幼虫がそうである様に、蛹化する前に入らないものを出し、こうして体を軽くしておくのだ。

体が軽くなったあおむしは、いよいよ蛹になる場所を探す為あちこちを歩き回る。あおむしとはこれ程までに動き回るものなのかと言う程に。普段あおむしは食事をする時意外外敵から身を守るためであろう、じっとしているのだ。

しかし、うっかりしていた。蛹になるための枝は用意してあるものの、越冬する場所を用意してない!

その年に蝶になるあおむしを育てた事は何度もあるのだが、越冬させた事は未だ無い。その年に蝶になるものは蛹化してから大体10日前後で羽化するのでいつも段ボールハウス。しかし越冬させる為には丈夫なケースが無いといけない。何故なら越冬させる為には室内では温度が高すぎる。依って蛹になってからは外に移したほうが良い。だから数ヶ月間雨風に耐えられる物で無いといけないのだ。

156155  私の悩みなどお構い無しに、あおむしはあちこち動き回り、用意した枝に摑まってついに蛹になるような素振りを見せたが、矢張り気に入らなかったらしく逆戻り。

私はその様子を見ながら、ある選択に迫られていた。

そして苦渋の決断を下す。

私はあおむしの摑まっている枝を手に取り、外に出る。みいにも納得してもらった。

人参の植えてある畑の近くの木の幹にそっと降ろしてやる。あおむしはゆっくりと幹を登っていき、やがて葉の陰に隠れ見えなくなった。

出来れば蝶の姿を見たかったが…そう言い掛けて止めた。今までのぬくぬくとした家の中とは違い、外は敵が一杯いる。鳥に食べられるかもしれない、寄生蜂にやられるかも知れない。それでも自然であるのが一番いい。

運が良ければ来年の春、又この庭で会えるさ。そう思いながらみいと二人、あおむしが消えた辺りを暫く見守っていた。

…残りの六匹は今日も元気に人参の葉を食べている。

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